Photogrammetryでなんかやってる人

Photogrammetryから心理学、人類学までいろいろ話したかった

Alignmentがうまくいかないときの4つの対処法。 #フォトグラメトリ

今回はAlignmentがうまくいかないときの対処法について適当に自分の考えを書きたい。

 

Alignmentがうまくいかない 

 

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こんな感じのものとか。

写真がきれいに撮れてる(かもしれない)のにアラインされない。 

 

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こんな感じのものとか。水吹きですね。

 

 

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二つの被写体が生成されたり。

 

 

そんな時の対処法

 

 

1.撮り直そう 

撮りなおす前になぜアライメントがうまくいかなかったのかを考えよう。

  • その被写体が本当にフォトグラメトリに向いてるのか。
  • うまく撮れてたのか→手ぶれしたのか、オーバーラップ率どれぐらいだったか、撮影枚数足りてたか。
  • アライメントの設定、パラメータの意味を理解できてたのか。 →アライメントの精度(高)はどういう意味なのか。
  • Photogrammetryソフトのせいにしないこと 

 

2.もう一回アライメント

Metashapeの場合

  • ワークフロー→アライン→「現在のアライメントをリセット」をチェックはずして、もう一回アライメントすれば、アライメントできなかった画像もこれでうまくいける可能性がある。
  • 位置が間違ってる画像を選択して右クリック→「カメラのアライメントをリセット」(→ツール→カメラ最適化)→(「現在のアライメントをリセット」をチェック外す)もう一回アライメント
  • 位置が間違ってる画像を見つける方法。投げ縄ツールでタイポイントを選択して右クリック→タイポイントで写真をフィルタリング。

RealityCaptureの場合

  • コンポーネントを消さずにもう一回アライメント。
  • コントロールポイント
  • アライメント設定を見直そう
  • 位置が間違ってる画像を選択してCtrl+RでカメラをOFFにしてもう一回アライン

 

3.(背景を)マスクかけよう
  • (主に回転台)
  • そもそもマスクかけずにどうアライメントしてもうまくいかない
  • Metashape→マスク適用先「タイポイント」、あるいは他のソフト
  • RealityCapture→Photoshopなど他のソフトから

 

  • ポイント制限によるマスク
  • MetashapeはKey/Tie pointsを0にして無制限にすることができるが、それは逆に間違ったカメラ位置が推定される恐れがある。
  • 同じくRealityCaptureも、detector sensitivityを上げすぎると(ultraとか)、その分の推定エラーが出る、featureも制限をかけたほうがよいと思われる。

 

 

4.撮り直そう

以上です。 撮り直しが一番です。

どうしても撮り直しができないときはこれらの対処法を実験してもいいと思います。

 

 

 

 

 

5.人が書いたチュートリアルを鵜呑みにしない

自分で試したり勉強するのが大事